( ´ ▽ ` )ノ




ピースサインをする時、




私は左手より右手の方が人差し指と中指の間隔が




2センチほど大きく開きます。




かなりすごい差です。




フォークボールを投げようと思って毎日ボールを挟んでたの。




そんな子ども時代を過ごし、高校3年生夏の甲子園予選大会直前に




ついに私もマウンドデビューしました。




誰かが速球王って言うのを買ってきて、




要するにボールが指から離れた瞬間からタイムが測定され




キャッチャーミットにドスンと入った時の衝撃で測定が終わる。




付属の表で何秒だったら何kmみたいなの確認する昭和の代表作です。




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マネージャーからやってみようということで、




長年秘密特訓を続けた魔球フォークボールが炸裂する予定でした。




しかしキャッチャーの5メートルくらい手前で




フォークボールが落ちすぎちゃって、




届かなかったわけじゃないよ、




フォークボールが落ちすぎちゃって、




フォークボールが落ちすぎちゃって、




フォークボールが落ちすぎちゃって、




プロのスカウトが見てたらドラフト1位確実なくらい




フォークボールが落ちすぎちゃって、




フォークボールが落ちすぎちゃって、




速球王が壊れたの。




おい、昭和!




作りがモロすぎるだろ。




もっと丈夫に作れよ。




それ以来、あの落ちすぎちゃって困るフォークボールは




封印したままです。




ちなみにスコアブックを付ける権限のあるマネージャーとして




記録はキャッチャーのパスボールということで、




弁償はキャッチャーの子がしました。




ワイルドピッチだろ!という意見も多かったけど




今後の記録を全部ピッチャーゴロにするよと睨んだら




みんな黙りました。




優しい私は速球王の費用の半分を出してあげました。




それ以来キャッチャーの子は私の言いなり。フフフ。